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なぜ、彼女は全て真っ白のパンツスーツスタイル?

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
目次

白の彼女の1日

ブブッーーー!

潤「ん…もう朝か…。 ふわぁ…。」

スマホの振動で目が覚め、布団から起き上がる。
朝の7時…布団から起きた私は、まず洗面所に向かった。

キュッ…キュッ…
ジャーーーッ!

バシャバシャ!

キュッ…キュッ…。

ゴシゴシ…。

キュッ…キュッ…
ジャーーーッ!!

ブォーーーーーッ!

朝起きて、顔と頭を洗い目覚めを良くする。
しかし、それでも眠気は未だに覚めない…。

ドライヤーで髪を乾かしている合間も寝ぼけが未だに覚めないからか、余計に時間が掛かる。

潤「ふぁ~…あー…まだ眠い…。 仕方無いや…朝ごはんは、外食のモーニングセットにしよ…。」

こんな日常…とてもじゃないけど…。
黒沼さんには見せられない…。
めんどくさがりな私の朝食の大半はいつも、外食でのモーニングセットばかりだ。

潤「んしょ…っと…。 さてと…行こ行こ…あっ、そうだ…。 衣装…衣装…。」

出発寸前の時、私は持参する衣装を忘れていた事に気づく。

ゴソゴソ…。

潤「んーと…これかな…? あっ、これだこれだ!!」

目的の物を見つけると、私は収納バッグの中に直ぐ様入れた。
そしてようやくの事で、私は出発できた。
時刻はこの時点で8時を迎えていた…。
モーニングセット大丈夫かな…?

潤「あーん…うんうん…。」

モグモグ…。

私の遅めの朝食は、ファミレスのモーニングセットだ。
ほとんどの朝食をこのファミレスで済ますからか、もはや顔馴染みとなってしまった。

潤「ふぅ…。」

店員(女)「白石さん、また朝起きれなかったんですか? 本当にしっかりして下さいよ~。」

潤「いやー、布団の寝心地って最高だからさ…ついつい…。」

店員(女)「気持ちは分かりますけど…。 それよりも時間とか見たらどうですか?」

潤「あっ! そうだった!」

店員(女)「全く…(笑)」

このやりとりも、ほぼ日課。
この女の店員さんとは、私がモデルに成り立ての頃からの付き合いだ。
いつも、こんな会話をして私は仕事場へと向かう。


パシャ! パシャ!

カメラマン「良いよー、潤ちゃん! 良いね、そのポージング!!」

仕事場へと着いた私は、直ぐに仕事に取りかかった。
今回は、とある雑誌の写真集との事。
持ってきた衣装はその写真の為。

そして…撮影が終わると…。
スタジオを後にして、次の仕事現場へと向かった。

次の仕事現場は、CMの撮影だ。

潤「宜しくお願いしま~す。」

CMは、看護師の求人サイトのCMで私を含む4人のメインキャストを使って撮影する。
昼御飯を食べた後、私はCM撮影用の衣装に着替えた。

潤「どうでしょうか?」

監督「良いね、似合ってるよー!」

私の今の格好は、パンツスタイルの看護師スタイルだ、ちなみにこれは私の希望。

監督「はい、リハ行きまーす。」

そして撮影が始まる。
私は、スタッフさん達に言われた台本の様に動いた。

数時間後…

監督「ハイ、OK! お疲れ様ー。」

「お疲れ様でーす。」

ようやく撮影が終わった。
中々、動作を覚える等のCMは困難だ。
私は仕事が終わると荷物を纏め、一目散に現場を後にした。
撮影所を出て外を見ると、暗くなってる風景だった。

そして、そんな私が急いで向かった場所は、

潤「ここで良いか!」
ガラガラ…

店員「いらっしゃいませ!」

辿り着いたのは「中華料理屋」さん。
荷物をテーブルの近くに置いておくと、メニューを見て

潤「醤油ラーメン、野菜多めでお願いします。」

店員「はい、分かりました!!」

と注文。
時間帯的にも、これが夕飯になるだろう。
注文の品が来るまでの間、私は黒沼さんの事で考えていた。

今、一生懸命仕事をして、一生懸命剣道の鍛練に打ち込んでいるのだろう…そう思ってる。
そんな日々を彼は毎日続けているのだ…。
だけど…私はあの"お見合いパーティー"で初めて顔を合わせて以来、彼の事を考えると、胸がドキドキするし…何でだろう…?

カタッ…

店員「お待ちどうさま、こちら醤油ラーメンです。」

潤「あっ、ありがとうございます。」

店員「ごゆっくりどーぞ。」

考えている間に、注文の品がやってきた。

潤「いただきまーす!」

注文の品を私は平らげていく。

潤「ん~♪ 美味しい~!」

すすっていくラーメンの味は格段に美味しい。
撮影が終わって、空腹のままずーっとCM撮影をしていたからか、余計に美味しく感じる。

潤「ふぅ、ごちそうさまでした! 美味しかったです!」

食べ終わると、料金を支払って店を後にした。
と、

店員「待ってください、お客さん! 荷物お忘れですよ!」

潤「えっ? ありゃ…。」

店を後にしようとしたら、店員さんに呼び止められ、テーブルを見ると、私は荷物を忘れてしまっていた。

潤「あー、すいません…。」

店員「いえいえ。」

こんな、おっちょこちょいな所…黒沼さんに見せたら…どう思うか不安だ…。

とにもかくにも、荷物もしっかり持って、自宅へと帰っていく私。

ようやく帰った我が家へと着くと、

潤「ふぁーー…あー疲れたー。」

リビングで、べたーっと倒れ混んでしまう私。

潤「んー…と…あっ、そうだメール、メール…。」

私はリビングに着くと、メールを確かめることに。
すると…

潤「ええっ、黒沼さん!? いつの間に!?」

なんと確認したら黒沼さんからメールが送られていた。

潤「えー…まさか、黒沼さんからメールが送られるなんて…。 もしかして…黒沼さんも…。」

もはや、黒沼さん自体も私の事が気になるんだろう。
こうなってくると、私は攻めて行くしかないな…。

潤「よぉーし…。」
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