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可憐な花は夢を見る

原作: ソードアート・オンライン 作者: エリザ
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ファンタジーランド in ユイ

ファンタジーランドの入り口では、ファンタジーランドの動物キャラクターの着ぐるみがいた。
特に今ファンタジーランドのキャラクターで大人気なのは、ピンクウサギのリコピンである。
ユイはファンタジーランドのキャラクターの、ピンクウサギのリコピンが大好きだ。
リコピンのグッズを、実は内緒でたくさん持っている。
キリト達は、ファンタジーランドの入場券売り場に並んでいた。
「ママ、まだぁ~。」
ユイは待ちきれないのか、落ち着かない。
「もうちょっとよ、ユイちゃん。」
アスナは困り顔である。
入場券売り場には、長い列が出来ている。
キリト達が並んでいるのは、前の方だか順番が来るのはまだ時間がかかりそうだ。
「ユイ、おとなしく待っていろ。みんな、ちゃんと並んで待っているんだから。」
キリトは、ユイに釘を指した。
「は~い。」
ユイは、仕方なしにキリトの言うことを聞くことにした。
そんなことがあったりしたが、キリト達は確実に前に進んでいた。
キリト達は、あと少しで入場券売り場に行けそうだった。
ユイは、入場券売り場を覗き込む。
とうとうキリト達は、入場券売り場の窓口にたどり着いた。
「やったー!」
ユイは、嬉しさのあまり飛び上がる。
「ユイ、止めなさい。恥ずかしい。」
キリトは、ユイを制止した。
「パパ、ごめんなさい。」
ユイは、少ししょぼんとしている。
「すみません、大人2枚と中学生1枚でお願いします。」
アスナは、入場券の売り場の窓口の人に言った。
「かしこまりました。」
アスナは3枚の入場券を買う。
アスナは3枚の入場券を持って戻って来た。
「お待たせ。ファンタジーランドの入場券よ。」
アスナは、キリトとユイにそれぞれ入場券を手渡した。
「ありがとう、ママ。」
ユイは、アスナににっこり微笑んだ。
「ありがとう、アスナ。」
「いいのよ。ユイちゃんやパパも。さぁ、ファンタジーランドに入って遊びましょう。」
「うん!」
ユイは、かなりはりきっていた。
入場券を持ってユイはルンルンとスキップするように、入場ゲートに向かって歩いて行く。
キリトとアスナはユイの後ろ姿を見ながら、入場ゲートに向かって行く。
「ユイは、ハイテンションだな。」
「ユイちゃんは、ずっとここに家族で来たかったのよ。」
「パパ、ママ早く~。」
ユイが入場ゲートの前で、まだかまだかと待っている。
「はいはい。ちょっと待ってて、ユイちゃん。」
アスナとキリトは、急に早足になる。
早足でアスナとキリトは、入場ゲートに着いた。
2人とも、少しだけ息が切れていた。
「パパ、ママ遅い。」
「ユイ、お前が早いんだぞ。」
「そうかなぁ~。とにかく、中に入ろうよ。」
ユイは、入場ゲートの改札機に入場券を入れて中に入っていく。
キリトとアスナも、同じ方法で入っていく。
ファンタジーランドの中に入ると、メルヘンな可愛い世界が広がっていた。
ピンクウサギのリコピンを始めとする主要の動物キャラクターがたくさんいる。
「おおっ、すごいな。」
キリトはあまりのことに、どきまぎする。
動物キャラクターの着ぐるみじたい、キリトは見たことがない。
「キリト君、大丈夫?」
アスナがキリトのことを心配して、顔を近づける。
「ああ、大丈夫だ。ちょっと、ビックリしただけだ。」
「わ~い。リコピンだ!ルナルナだ。マラフィーだ。フェリックスだ。いっぱいいる。」
ユイは興奮して、胸が高鳴っていた。
「ママ、リコピン達のところに行っていい?」
「ユイちゃん、いいわよ。」
「やったー!」
ユイは満面の笑顔で、リコピン達のところに向かう。
お目当ては、リコピンである。
「ユイちゃん、元気ね。」
「はしゃいでいるだけだろう。この後、どうするんだ?」
「とりあえず、ランド内回りましょうか。」
「そうねぇ、先にお昼しましょうか。お昼食べてから、回りましょう。」
キリトとアスナが話している間、ユイはリコピンとルナルナと写真を撮っていた。
リコピン達と写真を撮り終えると、ユイは走ってキリトとアスナのところに向かう。
「パパ、ママリコピン達が一緒に写真撮ってくれたの。でっ、この後どうするの?」
「ユイちゃん、お腹空いたでしょう。お昼食べに行こう。」
「お腹空いた~。お昼食べたい。」
「だったら、早くエレメンタル通りに行くぞ。そこに、レストランがあるらしい。」
「本当だ。よくランドのマップで調べたね。キリト君。」
キリトは、いち早くレストランを調べていた。
一番お腹が空いていたのは、キリトだった。
アスナは、少し笑っていた。
ユイも、笑顔になっていた。
3人は、エレメンタル通りのレストランに向かった。
洋食レストランアルナである。
洋食レストランアルナは、リーズナブルで美味しいとファンタジーランドで話題になっている。
特に人気なのは、オムライスである。
それと、デミグラスソースのハンバーグも人気だ。
キリトとアスナとユイは、洋食レストランアルナに向かって歩いて行く。
洋食レストランアルナに入り、3人は少し座って待っている。
「何にしようかな~。楽しみ。」
ユイは、メニューを見ながらワクワクしている。
キリトとアスナも、ユイを見て嬉しそうだった。
3人は席に案内されて、オムライスとデミグラスソースのハンバーグを注文して嬉しそうに食べていた。
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