ネット喫茶.com

オリジナル小説や二次創作、エッセイ等、自由に投稿できるサイトです。

メニュー

素直じゃない彼の落とし方

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: 中野安樹
目次

素直じゃないのは僕も一緒(ショート&キャラクター紹介)

素直じゃないと書きにくい。


いつも読んでくださってありがとうございます。このお話しは、彼が恋する理由のダメダメ元カレを嫌わないで欲しくて書き始めました。だって、片方目線の進行だと絶対嫌なやつになってしまう(笑)

だけど、ただ幸せにはしたくありません。圭ちゃんめっちゃ泣いた設定ですからね。お灸をすえる感じですすめてますので、時々オセンチにさせています。

主人公、緒方ちゃんを怒らせたり困らせたり、慌てさせたり……。だけど素直じゃないこのお方を書いているとこちらもグルグルしてしまいます。


このお話だけ、異様に止まってしまって申し訳ないということで、少しキャラクター説明とショートストーリーでごまかしてみようかと思い付きました……。(管理人さん。却下でしょうか?ぶっつけ本番……。)


現在のお話し進捗状況は、900字なので、もうすぐ半分です。もうしばらくお待ちください。頑張ります(涙)


素直じゃない彼の落とし方キャラクター一覧


主人公

緒方……彼が恋する理由の主人公、圭の元カレです。少し思考は突進型。基本的には常にふざけた話し方、態度。いつも本音を隠しています。

この人、モチーフないんですな。でも、題名背負ってるからツンデレなのかなぁ?いや、素直じゃない人なんだと思います。


佐藤……緒方の後輩です。思考は小悪魔。砂糖をモチーフとしたキャラクターなので、誘惑型にしています。ダイエット中の甘いものご用心な感じですかねぇ。


三苫……このお方は、脱力感満載です。人をダメにするクッションがモチーフ。気分転換に人にイタズラするタイプですが、どうもやる気がないため、楽しく盛り上げようとする気はありません。常に自己満足。僕は好きだと言ってないの主人公です。良かったらこちらも(笑)


上司(課長)……胃薬常備の中間管理職です。いつも上と下に挟まれて辛い立場。管理職講習に参加するなど、真面目です。たまには、怒ってもいいと思います。だけど、性格的にも怒れないタイプ。このメンツ束ねられるのはあなただけだと思います。ファイト。私としては場面かえるときや仕事してますよって、強調したいときに出すキャラクターなので……。出番少なめです。


それでは、キャラクター紹介したので、緒方くんの見つめる佐藤くん目線のショートを。さすがに「ネット喫茶」なのに小説のせないでひたすら、作者がしゃべってたらダメだよね。実は、緒方くんも佐藤くんも素直じゃないし、自分が素直じゃないことについて、考えないタイプのお二人なので本編では甘甘モードは当分先になりそうです。もしかしたら、頑張ればどうにかなるのかもしれないけれど。この人たちはきっと、遠い。佐藤くん、一途な愛情表現すれば、きっと緒方くんも……。ないだろうな。


おまけなおまけ


素直じゃないのは僕も一緒

佐藤編


しめた。こんなチャンス2度と巡って来ないかも知れないラッキーだと思った。先輩からは、夫婦なかは、冷めきっていたと聞いていたし。昔、チラリと元カレと付き合っていた風な話しもしていた。片思いのまま、風化するのを待つだけだと思っていたのに。


自分にもやっと、チャンスが巡って来たのだ。


「なぁー、佐藤さん。最低な先輩は今、傷心でもうね。お仕事どころじゃないのよ。慰めて介抱してちょ」


ふざけた泣き落としのなかに、ほんのわずかに感じる奥さんへの愛情。この人の訳のわからない愛情表現を受け止められる人なんていないだろう。君のためだとか言いながら、全く相手が望んでいないことを真剣にやるタイプだ。野放しにはできない。

「ったく。何を今さら、半別居状態だったでしょうが」

だらしがなくうなだれている、こんな姿も可愛いと思ってしまう自分はもう、恋の病的には末期症状なんだと思う。

「奥さんが、浮気してたの気付いた時だって、先輩ケロッとしてたでしょうよ」

夫婦なかは、冷めきってたんじゃないですか?どうして寂しがるフリしてるんですか?問い詰めたくても、答えてなんてくれない。

きっと。

あれあれぇ?佐藤くんは、そんなに僕ちゃんのことが気になるんですかぁ?って感じで地味にムカつく言い回しですり抜けるに決まっている。捕まえられそうで捕まえられない。それでも必死に明るく努めようとしている気持ちはいたいほど伝わってくる。

「これは、経費で落とせませんけど。いつもさりげなく、フォローしてくれてるお礼しますよ。仕方ないから、ご飯おごります」

僕がいます。

「マジ?ビール行きますか」

「ほんと、緒方先輩は現金ですよね。呆れるくらい」

だから、お願い。泣かないで。

「やれやれ」

先輩にはきっと、今の自分の気持ちは届かない。それでも。この気持ちを消さなくてもいいなら、いつか、伝えたい。言葉にしたい。

自分に小さくカツを入れる。きっと。先輩には聞こえていないはずだ。それからため息をついて、いつものテンションに戻していく。


本当に、悲しいくらい素直じゃない。だけどせっかく巡って来たチャンスだ。掴みに行くしかない。うんと悩んで、頭のなか僕でいっぱいに。そしたら、時々見かけるあなたからしたら不本意なんだろう、その悲しそうな顔。きっとなくなると思うから。覚悟していてくださいね。


つづく
目次

※会員登録するとコメントが書き込める様になります。