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ここは助け合いの街、カインズガーデン。
でも私にはそんな明るい街に出向くこと許されなかった。
街に出れば私はバケモノと言われ、酷い扱いを受けた。
私の居場所はこの海辺だけ。
ただこの場所で、他の海賊たちに荒らされないようにこの場所での見張りをさせられ、街の人の食料の調達をさせられていた。
産み落とされたその日から、私はこの目の前に広がる海の景色と、私をたった一人、人として接してくれたあの女の人の遺してくれた大量の古書、唯一の友人から聴く話しかしらない。
唯一の友人、シーラ。変わった生き物で海ではイルカに、陸では狼になれる獣。世界中を旅して回っているようで年に1.2回しか会えない。それでも戻ってくるたびに私に楽しい話をしてくれる。
今日もまた、私はただこの海を眺めているだけだった。
街人「食料をよこせ!」
「はい…」
私はそろそろと大きな魔海獣を捌いたものを差し出す。
街人「ああ?!これだけだと?!ふざけんな!!この役立たずが!!」
街人は十分な量の食料を受け取ったのにもかかわらず私を殴りつけた。
私は抵抗もせずにただ殴られ続けた。
毎日食料を要求され、十分な程の食料を与えても足りないと理由をつけて街の人は私を殴りつける。
私が動けなくなり息をするのがやだとになるまで殴り終えた街人は気が済んだのか食料を持って街へと戻っていった。
「帰ろ…」
動かない体を無理やり動かした私は浜辺の岩を掘った地下に作っている私の家としている場所に戻ってシャワーで血を洗い流してから眠りについた。
私の日常はこうしていつも最悪な一日になる。
*サニー号*
ナミ「次のカインズガーデンで10日程ログをためないと次の島に迎えないみたいね…」
ルフィ「長ぇなー!」
ロビン「カインズガーデン…」
ゾロ「何かあるのか?」
ロビン「いえ…ただの噂だけど…ここには古書があってその古書が読めないとこの先に進めないって噂があるわ…」
ウソップ「古書ならロビン読めるんだろ?」
ロビン「えぇ…でもその古書があれば…だけれどね…」
チョッパー「カインズガーデンは俺も聞いたことがあるぞ!なかなか手に入らない薬草が手に入るって!」
サンジ「食材も珍しいものがあるって聞いたこともあるぞ、まぁ、本当かどうかはわからねえけどな」
ゾロ「なら10日なんてあっと言う間だろ」
フランキー「船の修理もゆっくりできるな!」
*カインズガーデン*
今朝は動くこともできずにただ部屋の隅に転がっていた。
私の部屋には本棚とシャワー意外に何もない。
早く海の見張りをしなければと思い体を起こすが肋も折れてしまったのか激痛に体を丸めた。
…コツコツ…カツカツ…
この洞窟は街の人には見つかっていないはずなのに足音が聞こえた。
「(だれ…)」
声を出したつもりなのに喉を損傷したのか出てくるのは空気だけだった。
ぼやける視界で捉えたのは数人の男女達と何かの生き物だった。
チョッパー「ルフィ、気をつけたほうがいいぞ!血の匂いがする!」
ルフィ「わかった!」
『ルフィ…?…麦わら海賊団?!…この古書を守らないと…!』
私はそう思いすぐに本棚を凍らせた。
ナミ「何?急に本棚が凍ったわ!!」
ルフィ「おお!すっげー!なんだこれ!!」
私の部屋にたどり着いた彼等は私の部屋を見渡しているようだった。
ルフィ「ん??おい!チョッパー!」
私の前に誰かがとまったと思えば慌てて仲間を呼んだようだ。
チョッパー「ん??…!!大丈夫か?!」
そして私の元に駆け寄ってきたのは小さなぬいぐるみのようなトナカイだった。
『どうして私を心配しているの…?何かの作戦…?』
私は取り敢えず地面に雨を降らして文字を書いた。
チョッパー「ん?何て書いてるんだ…?」
その声にぞろぞろと仲間らしき人達が寄ってきた。
ゾロ「あ?なんかいいてぇことあんのか?」
そう言われても私が咄嗟にかけたのは古代文字。
ルフィ「すっげー!おもしれぇ!手から雨降ったぞ!!すっげー!!」
ナミ「うるさいっ!」
突然騒ぎ出したルフィといわれる少年をオレンジ色の髪の女の人が頭を殴った。痛そう…;
普通の文字が読めないわけではない。ただ慌てている私は古代文字をかくのがやっとだった。
サンジ「これって、ロビンちゃんがいつも読んでる本の字じゃないか?」
ロビン「!!…あなた、古代文字が読めるの?!」
私は俯いて顔を隠したままただ頷いた。
ナミ「それよりロビン!これ何て書いてあるの?」
ロビン「この街に入らないで」
ゾロ「あ?んなこと言われても街に行かなきゃ10日も過ごせねぇだろ」
ロビン「まって、まだ続きがあるわ…必要な物は私が用意するからお願い…って…」
私は黒髪の女の人が呼んでくれたことに大きく頷いた。
ナミ「そんなこと言ってもこんな酷い怪我してるのにどうやって…」
ロビン「私は大丈夫。慣れてるから…って…慣れてる…?」
ルフィ「お前、それ誰にやられたんだ?」
私は何も言わずにただ黙った。そしてまた地面に文字を書いた。
ロビン「食料?薬草?木材?何が欲しい?って言ってるけど…」
ルフィ「チョッパー、こいつのこと手当してやってくれ」
チョッパー「おう!」
でも私にはそんな明るい街に出向くこと許されなかった。
街に出れば私はバケモノと言われ、酷い扱いを受けた。
私の居場所はこの海辺だけ。
ただこの場所で、他の海賊たちに荒らされないようにこの場所での見張りをさせられ、街の人の食料の調達をさせられていた。
産み落とされたその日から、私はこの目の前に広がる海の景色と、私をたった一人、人として接してくれたあの女の人の遺してくれた大量の古書、唯一の友人から聴く話しかしらない。
唯一の友人、シーラ。変わった生き物で海ではイルカに、陸では狼になれる獣。世界中を旅して回っているようで年に1.2回しか会えない。それでも戻ってくるたびに私に楽しい話をしてくれる。
今日もまた、私はただこの海を眺めているだけだった。
街人「食料をよこせ!」
「はい…」
私はそろそろと大きな魔海獣を捌いたものを差し出す。
街人「ああ?!これだけだと?!ふざけんな!!この役立たずが!!」
街人は十分な量の食料を受け取ったのにもかかわらず私を殴りつけた。
私は抵抗もせずにただ殴られ続けた。
毎日食料を要求され、十分な程の食料を与えても足りないと理由をつけて街の人は私を殴りつける。
私が動けなくなり息をするのがやだとになるまで殴り終えた街人は気が済んだのか食料を持って街へと戻っていった。
「帰ろ…」
動かない体を無理やり動かした私は浜辺の岩を掘った地下に作っている私の家としている場所に戻ってシャワーで血を洗い流してから眠りについた。
私の日常はこうしていつも最悪な一日になる。
*サニー号*
ナミ「次のカインズガーデンで10日程ログをためないと次の島に迎えないみたいね…」
ルフィ「長ぇなー!」
ロビン「カインズガーデン…」
ゾロ「何かあるのか?」
ロビン「いえ…ただの噂だけど…ここには古書があってその古書が読めないとこの先に進めないって噂があるわ…」
ウソップ「古書ならロビン読めるんだろ?」
ロビン「えぇ…でもその古書があれば…だけれどね…」
チョッパー「カインズガーデンは俺も聞いたことがあるぞ!なかなか手に入らない薬草が手に入るって!」
サンジ「食材も珍しいものがあるって聞いたこともあるぞ、まぁ、本当かどうかはわからねえけどな」
ゾロ「なら10日なんてあっと言う間だろ」
フランキー「船の修理もゆっくりできるな!」
*カインズガーデン*
今朝は動くこともできずにただ部屋の隅に転がっていた。
私の部屋には本棚とシャワー意外に何もない。
早く海の見張りをしなければと思い体を起こすが肋も折れてしまったのか激痛に体を丸めた。
…コツコツ…カツカツ…
この洞窟は街の人には見つかっていないはずなのに足音が聞こえた。
「(だれ…)」
声を出したつもりなのに喉を損傷したのか出てくるのは空気だけだった。
ぼやける視界で捉えたのは数人の男女達と何かの生き物だった。
チョッパー「ルフィ、気をつけたほうがいいぞ!血の匂いがする!」
ルフィ「わかった!」
『ルフィ…?…麦わら海賊団?!…この古書を守らないと…!』
私はそう思いすぐに本棚を凍らせた。
ナミ「何?急に本棚が凍ったわ!!」
ルフィ「おお!すっげー!なんだこれ!!」
私の部屋にたどり着いた彼等は私の部屋を見渡しているようだった。
ルフィ「ん??おい!チョッパー!」
私の前に誰かがとまったと思えば慌てて仲間を呼んだようだ。
チョッパー「ん??…!!大丈夫か?!」
そして私の元に駆け寄ってきたのは小さなぬいぐるみのようなトナカイだった。
『どうして私を心配しているの…?何かの作戦…?』
私は取り敢えず地面に雨を降らして文字を書いた。
チョッパー「ん?何て書いてるんだ…?」
その声にぞろぞろと仲間らしき人達が寄ってきた。
ゾロ「あ?なんかいいてぇことあんのか?」
そう言われても私が咄嗟にかけたのは古代文字。
ルフィ「すっげー!おもしれぇ!手から雨降ったぞ!!すっげー!!」
ナミ「うるさいっ!」
突然騒ぎ出したルフィといわれる少年をオレンジ色の髪の女の人が頭を殴った。痛そう…;
普通の文字が読めないわけではない。ただ慌てている私は古代文字をかくのがやっとだった。
サンジ「これって、ロビンちゃんがいつも読んでる本の字じゃないか?」
ロビン「!!…あなた、古代文字が読めるの?!」
私は俯いて顔を隠したままただ頷いた。
ナミ「それよりロビン!これ何て書いてあるの?」
ロビン「この街に入らないで」
ゾロ「あ?んなこと言われても街に行かなきゃ10日も過ごせねぇだろ」
ロビン「まって、まだ続きがあるわ…必要な物は私が用意するからお願い…って…」
私は黒髪の女の人が呼んでくれたことに大きく頷いた。
ナミ「そんなこと言ってもこんな酷い怪我してるのにどうやって…」
ロビン「私は大丈夫。慣れてるから…って…慣れてる…?」
ルフィ「お前、それ誰にやられたんだ?」
私は何も言わずにただ黙った。そしてまた地面に文字を書いた。
ロビン「食料?薬草?木材?何が欲しい?って言ってるけど…」
ルフィ「チョッパー、こいつのこと手当してやってくれ」
チョッパー「おう!」
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