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桃色パンプキン

原作: その他 (原作:デスノート) 作者: 澪音(れいん)
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にじゅうななこめ(番外編③)


S「おや、お早いお帰りですね月君。弥さんとはきちんとお話しできたのですか?」

月「そのことでLに話があって急いで戻ってきたんだけど、Lはどこかに行ったのか?」

S「Lなら急な仕事が入ってしまったのでここを私たちに任せると出ていきましたよ。そんな怖い顔をしてどうしたんです、まさかとは思いますが先程の弥さんの呼び出しは」

月「急いでミサのところに行ったら「呼んでないよ」って言われたんだ、多分Lが話をごまかすために嘘をついたんだと思う。Lのやつめ」

S「まあいいじゃないですか、Lの嘘にいちいち怒っていては身が持ちませんよ。ここはひとつ糖分でも取ってイライラをなくしましょう、角砂糖はいかがですか?」

月「いや、遠慮しておくよ。じゃあここはSと僕で進めていくってことでいいんだね?前回から合流でイマイチここのシステムが分かっていないけどそれでもいいなら協力するよ」

S「はい、お願いします。このレバーを引くと自動的におたよりが排出される仕組みです、あとはそれを交互に行って答えていく仕組みですね」

月「なるほどね、じゃあ僕から引かせてもらうよ。1枚目のおたよりです。「Lさん、Sさん、そして月さんこんにちは。少し気になったことがあるので質問させてください、ここで見るメロ君たちが私の知っている彼らより随分と幼い印象なのですが何故でしょうか?」とのことだけど、そもそも「私の知っている彼ら」っていうのはなんだ?昔のハウス時代の知り合いか何かか?」

S「ハウス出身者ではなさそうですが、確かに幼い印象が大きいかもしれませんね。Lが怪談にハマった時にも怪談話を怖がっている様子でしたし。でも実際向こうの人が日本の怪談が苦手というのはあるようですし、年齢に関係なく怖がるのはおかしくないと思いますよ。」

月「まぁ確かに、逆に日本人は怪談は平気でもそっちのホラーが怖いって人多いと思うし年齢に関係ないかもしれないね。人間誰もが未知のものは怖いものだと思うし」

S「そうですね、デスノートが存在しているこの世界で未知のものが怖いというのも些か考えるところもありますが怖いものは仕方ありませんね」

月「死神も見てしまっている訳だしね…まあその話はいいじゃないか。色々と心に刺さるところがあるんだ。そのうちかっこいい彼らも見られるかもしれないし、こうご期待ってことで。」

S「そうしましょう。では次のお便りをご紹介します。「IFシリーズでLが「死後の彼女にすら敵わない」という描写がありましたが、LよりSのほうが優秀ということなのでしょうか。」ということですが、IFシリーズとは一体何の事なのでしょうか。Lがどのような言い方をしたのかは知りませんが、Lより私がということはないと思います。そもそも特手としているものも違いますし、競う関係にもありませんから。」

月「Lのいう「敵わない」というのはきっと能力の差ではなくて、自分の居なくなった後にLがどう思い悩むかを先を見据えることができるそんな人だから「敵わない」と言ったと思うよ。相手の気持ちを察する能力でいうとSの方が優勢だからね」

S「Lの場合時折分かっていながら言うこともありますが…その辺はLの名誉に関わってくるので深くは追及しないことにします。」

月「そうしよう。じゃあ次の質問に移らせてもらうね。「夜神月は終身刑ということでその未来の話を描いているとのことですが、どうしてそのような未来にしたのですか?」…これは僕の口からは何とも言えないから、S頼むよ」

S「わかりました、お任せください。そうですね、簡潔に言うならば「ハッピーエンド」があっても良いのではないかという考えから生まれた未来だと思いますよ。他の方は「パラレルワールド」と呼ぶそうですが、ここではあなたの知らない未来を歩んだという結果として。元々月君も正義のために手を染めたのであって、心からデスノートによる殺人を望んでいたようではありませんでしたからね。「計画通り」顔はまさに悪人面でしたけれど」

月「どっからそのパネル出してきたんだ!?そもそもここではそんな顔したことないからな!」

S「まあいいじゃないですか、引き伸ばしたので今度ポスターとして捜査本部に飾りましょう」

月「引き伸ばすな!飾るな頼むから!」

S「ケチですね、月君。ああ一応ここでお話ししている私たちは本編で登場している私たちとは異なります、原作で知りえない裏事情などを知っているのはそういう訳です。メタ発言なども出てくるかもしれませんがご了承ください」

月「ここは心臓に悪いな。」

S「まあまあそう言わずに。今回は月君にゲストにお越しいただいて進めていきましたがいかがだったでしょうか。次回は子供組の3人からゲストを呼ぶようなので、ぜひ見に来てくださいね。Lの仕事もそのころには落ち着いているでしょうから。月君もまたゲストでお呼びするのでよろしくお願いします」

月「次があるのか…お手柔らかにね。」

S「はい、お任せください。では次回もお楽しみに」

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