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ラブライブ短編集

原作: ラブライブ! 作者: エミーールにハマーール
目次

11話


海未「いただきます。」


裕「いただきます.」
身体は重いが、海未のご飯を食べるとなんか元気出てくるな.



海未「どうかしましたか 元気が無いようですが.」



裕「いや、なんか身体が重くて頭が痛い.」

海未「風邪.かもしれませんね。今日は大事をとっておやすみにしますか 」

裕「うーん.でも熱は無いし」


海未「無理してはいけません、今日はお休みしてください。学校へは私が連絡しておきますから.」

裕「わかった。ごめんな.」

海未「ご飯を食べたら、ゆっくり眠ってください。また後で元気が出るものを作りますから。」

裕「うん、ありがとう。」



ご飯を食べ終わったら、彼女は学校へ休みの連絡をしてくれた。







海未「それじゃ、行ってきますね。」


裕「うん、行ってらっしゃい。」

お言葉に甘えて、今日はゆっくり寝よう。

でもせっかくの休みだし.何かしないともったい無い気もする。
とりあえずためておいたアニメでも見るか。








気付けば12時になっていた。

裕「お、そろそろ昼ごはんでも食べるか.確か海未が作ってくれたチャーハンが.」 ピロリン
裕「電話だ.ことり 」 

ピッ
裕「もしもし どうしたんだ ことり「えへへ.今日はどうしたの 」



裕「いや、ちょっとしんどくて.海未から何も聞いてないのか 」

ことり「あはは.海未ちゃんには完全に距離を置かれてて.」



裕「そう.か。」


ことり「お昼ご飯も食欲がなくてあんまり食べてなくて.裕君の声が聞きたいなあと思って♪」

裕「そうなのか.ご飯はちゃんと食べないとダメだぞ 」



ことり「裕くんがアーンしてくれるなら.」



裕「今は無理だな.」



ことり「あはははっ」

たわいの無い会話が心地よい。



20分後

ことり「それじゃ、そろそろ切るね。お見舞いに後で行くね 」 


裕「いや、良いよ。海未がすぐ帰ってくるって言ってたし.」


ことり「そう.なんだ。お母さんみたいだね、海未ちゃん.」


お母さん.か


そう考えたら、海未はいつも俺の世話をしてくれて、いつも俺のことを考えてくれて. 
お母さんというより.お姉ちゃん




ことり「.やっぱり、ことりは選ばれないのかな. 」



裕「.」



ことり「ごめん、変なこと言っちゃって.それじゃ、また夜メールするね 」



裕「ああ、午後も頑張ってな。」


俺は少し、昼寝をする事にした。











ガチャッ


海未「ただいま戻りました.うふふ、ぐっすり眠っていますね.」 
そっと彼の頬を撫でる。なんて愛しいのだろう。



海未「私は.あなたが居れば.他に何も要らないのです。」





例え.親であろうと友達であろうと



穂乃果やことりであろうと






邪魔するものは要らない。





ーーーーーーーーーーーーー




頰が暖かい.




裕「ん.」



海未「おはようございます、裕。良く眠れましたか 」



裕「うん、お陰様で。体調もだいぶ良くなったよ。」


海未「それは良かったです。今日もお母様は帰れないらしいので.また私がお夕飯を作ります。」


裕「そうか、ごめんな.何から何まで」



海未「いえ、当然の事ですから。」


裕「今日も泊まってくのか 」

海未「いえ、今日は用事がありますので.7時頃には帰ります。」



裕「そうか.じゃあ、送っていくよ」








その後海未とご飯一緒に食べ、海未を家まで送った。

海未「送っていただき、ありがとうございました。」


裕「こちらこそありがとう。また.明日な。」 


海未「はい、また.明日。」








「.ふふっ♪」







裕「ただいま~.」 さ、風呂でも入って.明日の事を考えよう。





ピンポーン


裕「忘れ物でもしたのかな、海未.」




だけど、そこに写っていたのは

ことりの姿だった。


ことり「こんばんは。海未ちゃんを送っていくのが見えたから.今ならゆっくり話せるかな と思って.」 


裕「まあ、すこしだけなら良いよ。どうぞ。」



ことり「お邪魔します。あ、一応クッキー焼いてきたんだけど.」


裕「ありがとう。食べながら話そうか。」



ことり「うん♪」


明日のことをよく考えないといけないが、海未がことりにどんな対応をしたとかも気になるし.少しだけなら。 




ことり「それじゃ、お茶入れるね。クッキーをお皿に出しておいてくれる 」



裕「うん、わかった。」




裕「それじゃ、いただきます.うん、相変わらずおいしいな。」



ことり「愛情をたっぷり入れてるからね♩」

裕「そりゃ美味しくなるわけだ」
そう言ったことりに陰はなく、純粋に気持ちを伝えてるようだった。


ことり「.今日ね、海未ちゃんに言われちゃった。貴女とはもう二度と関わりたくありません.って」


裕「そう.か。」



ことり「仕方ないよね、ことりが全部悪いんだから.」

裕「.全て俺のせいだよ。本当にごめん、ことり」



ことり「ううん、いろいろぐちゃぐちゃにしちゃったのはことり。裕君のせいじゃないよ 」



裕「.」



ことり「穂乃果ちゃんは、ことりちゃんと穂乃果はいつまでも大親友だからね って言ってくれたよ」



裕「穂乃果らしいな」



あいつはどんな時でも諦めず、何事にも立ち向かう勇気を持っている
そして周りの人を笑顔にしてしまう
そんなところが、俺は大好きだ。
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