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ラブライブ短編集

原作: ラブライブ! 作者: エミーールにハマーール
目次

8話


裕「ことり 」


ことり「.ううん、なんでもない 行こっか♩」


ことりの視線が怖い.







学校到着
裕(長かった.やっとついた)


裕「それじゃあ、この手は.」


海未「何を言うのですか 教室までこのままで行きますよ 」


裕「え 」


海未「ほら、早く♡」


裕「あ、ああ.」



こんなに大胆になるとは. 海未は真面目だ。クソが付くほど。だけど年頃の高校生.溜まってるものもあったのだろう。 16年間溜めてたものがこれとは.嬉しいけども。





昼休み
海未「はい、裕。お弁当ですよ♡一生懸命作りましたから.♡」

裕「あ、ありがとう.うおっ 」ぱかっ そこには色とりどりのおかずと、ハートマークの海苔がご飯の上に乗せられていた。

穂乃果「2人とも、アツアツだねー」ニヤニヤ

ことり「」ニコニコ




海未「ここで穂乃果とことりに報告しないといけないことがあります。」









海未「私たち.夫婦になりました♡」



裕「 」


ことり「. 」



穂乃果「えーーーーーっ 本当に おめでとう 今日は穂乃果の家でお祝いだねっ 」

裕「い、いや まだ決まったわけじゃないから 」


海未「ふふ.確かにまだ裕は16歳ですからね。18歳になる日に婚姻届を出しに行きたいと思ってます.♡」

ことり「おめでとう」ニコニコ
ああ..どうなるんだ俺は.



穂乃果「とりあえずまた今度お祝いやろうね 」

裕「それただ騒ぎたいだけじゃないのか 」


穂乃果「ちがうよーっ 穂乃果はただ2人をお祝いしたいだけ ねっ、ことりちゃん 」

お、おい.ことりに話を振ったら.


ことり「そうだねっ ことり、2人のためにちょっとしたウエディングケーキ作っちゃいますっ 」 















ことり「だから、放課後どんなケーキがいいか裕くんの家で教えてほしいなっ 」


ぞくっ.と背筋が凍る予感がした。予感であってほしいが。

海未「ことり、ありがとうございます.とっても嬉しいです」ぽろぽろ



穂乃果「海未ちゃん どうしたの 」

海未「い、いえ.大好きな幼馴染たちに囲まれて.私は本当に幸せ者だなと思いまして.」

ことり「ふふふ.海未ちゃんのウエディングドレスは私におまかせだよ♪」


何と微笑ましい光景であろうか。この事情さえなければ.

穂乃果「あっ そろそろ昼休み終わっちゃう 早く食べないと 」 




そのあと俺たちは急いで昼を済ませ、授業を受け放課後を迎えた 




海未「それじゃあ、私も後で裕のお家に行きますね。」

穂乃果「2人ともまたね 」


ことり「うん 」

裕「それじゃ、また後で.」








ギュッ.. 帰ろうとドアの方に向いた瞬間、海未に手を掴まれた


海未「ハグしてくれなきゃ、部活頑張れません.///」





穂乃果「おおーっ 海未ちゃん積極的 」


裕「そ、それじゃ///.頑張ってな、海未。」ぎゅっ
海未「はいっ.♡」とろん 




は、恥ずかし でも可愛い



裕「それじゃ、また.//」
96 第10話 転








裕「それじゃあ、帰ろうかことり」

ことり「うん」 





帰り道はずっと気まずい空気が続いた




がちゃっ


裕「ただいま.あれ、誰もいないのか」


ことり「お邪魔します」



裕「ことり、なんか飲む 」


ことり「じゃあ、お茶で.先にお部屋に上がってるね」


裕「おう」






ことりから何を言われるのか、これがいわゆる修羅場なのか
不安で仕方ない


ガチャッ


裕「はい、お茶持ってきた.ってなんで俺の布団に寝てるんだ 」

ことり「えへへ、裕くんの匂いがする~///」


ことり「ことり、何だか眠くなっちゃった.裕くんに添い寝、して欲しいな.//」


裕「添い寝って.まあ、ちょっとだけなら.」



そういって俺はことりの隣に潜り込んだ



ことり「裕くんの匂いに包まれて、幸せ~.//」ぽーっ


ことりがとろんと眠たそうな目をする。良かった、彼女はそこまで怒ってない.みたいだ







ことり「今日は、話したいことがあってきたんだ。もうわかってるでしょ 」



そう言うとことりは素早く俺の真上に覆いかぶさり、逃げられないように腕を押さえた






ことり「ねえ、結婚ってどういうこと 」


裕「それは 海未とか、親が勝手に.」


ことり「でも.まんざらじゃないくせに。」
確かに俺は海未にいろいろ世話をしてもらってる。関係だけで言えば夫婦なのかもしれない、ただこれだけは言えるのは 俺と海未は本当の夫婦になったとしても、とてもうまくやっていけるだろうということだ。

ことり「ことりより.海未ちゃんのほうが好きなんだ。」



裕「だからそれはっ.」




バシッ

頬に鈍い痛みが走った


ことり「ことりはね、本当はこのままの関係がずっと続いていけたらなって。そしていつか私のことを選んでくれたら良い なって。」


ことり「でも、今日の海未ちゃんを見て思った。ダメだ、待ってる暇なんてもうないんだ、海未ちゃんは本気なんだっ て.」



ことり「だからもう嫌、はっきりしてくれないのは嫌、いつまでも優しくされるのは嫌.」






ことり「はっきりしてよっ どっちが好きなのかをっ もう嫌なの 貴方が私だけを見てくれないと嫌なのっ.」



そう言うと彼女は大声で泣き出した。俺の顔にぽたぽたと涙を垂らしながら.










その涙の衝撃が、閉ざされていたあの日の記憶を思い出させてしまった。
そう、あれは俺とことりが初めて出会った時の話だ






裕「いたた.あしぐるぐるにされちゃった.」

母「もう、大きな怪我じゃなくてただの捻挫でよかった.お母さん先生からお話きかないといけないから、裕はここで ちょっと待っててね 」


裕「うん 」



俺は怪我をし、病院に来ていた。
中庭で母が来るのをずっと退屈しながら待っていた。




裕「ひまだなー.」


ベンチに座り、1人ぼーっとしていた。今日の晩御飯は何かな、とかを考えていた気がする。 そこに彼女は現れた。




ことり母「そこのキミ、もしよかったら.この子と遊んであげてくれない 」



ことり「.///」モジモジ




そこで、ことりと出会ったのだ。第一印象は、幼心に素直に可愛いと思った。



裕「うんっ 」








裕「何てよんだらいいかな 」


ことり「その.ことりってよんで.」



ことり母「ごめんねぇ、この子恥ずかしがり屋で.」
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