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ラブライブ短編集

原作: ラブライブ! 作者: エミーールにハマーール
目次

6話

ことり「お待たせ♪」


裕「よっ。行くか」 あの後海未は朝稽古があると朝の5時に出て行き、穂乃果は寝腐ってたので俺とことりはひっそりと集合時間を確認し、家 へ帰った。



現在10時


ことり「.むーっ」ぷくーっ


裕「ど、どうしたんだ 」


ことり「彼女に何か言うことあるんじゃないんですか~ 」

女心は難しい。


裕「その.うん、いつもみたいに可愛い.ぞ。」



ことり「えへへ.//ありがとう//」




ことり「でも、いつも可愛いって思ってくれてたんだ.♡」


裕「まあ、ことりはオシャレだし身だしなみには本当に気を遣ってるって男の俺でもわかるから.穂乃果みたいに横着 しても良いんだぞ 」


ことり「あはは.」



ことり「裕君はいつも.格好良いね♡」



裕「あ、ありがと.//」


といっても、俺はオシャレやら身だしなみやら全く興味がない。 だからいつもことりに服を選んでもらったりしてる。

まあ..ことり好みの着せ替え人形になってしまってるといえば.うん。



ことり「それじゃ行こっか 」ぎゅっ



裕「ちょっ.」



ことり「大丈夫。海未ちゃんと穂乃果ちゃんは今日練習試合って言ってたから見つからないよ 」


裕「それなら.まあ.」



ことり「やったぁ♡」



甘いなあ、俺は.



裕「それで、今日はどこへ行くんだ 」



ことり「今日はねぇ.着いてからの秘密♡」

そう言うと俺の手を引っ張って、走り出した









裕「ここか.」

着いたのは、昔からよく行ってる大きいショッピングモールだった。
ことり「お洋服沢山見たいから.付き合ってね ♡」 


裕「マジかよ.ことりの買い物は長すぎる.」

ことり「ほら、早く早く 」


ことり「あ、これ可愛い~ こっちも これどっちが良いかなあ 」

裕「うーん.案外左のほうがことりに合うかも.」 


ことり「じゃあ、着てみるね 」
俺も案外楽しくなってしまい、ちょっとノッてきてしまう。 はあ、つくづく甘いな俺は.


ことり「どう.かな 」



裕「うん、いい感じ.あ、やっぱダメ」



ことり「どうして 」



裕「しゃがんだら胸元が見える。」



ことり「もう、裕くんはことりのお父さんみたい 」


そりゃあこんなかわいい幼なじみの無防備な姿を晒すわけには. 








ことり「ふう、良い買い物ができたね 」


裕「うわ、もう1時か.昼ご飯でも食べるか 」


ことり「そうだね 今日はことりが奢ります 」


裕「良いの 」



ことり「もちろんっ♪今日はことりが誘ったし.」



裕「それじゃあ.お言葉に甘えて。」


ことり「それじゃあ、ことりオススメのお店へれっつごー♪」







そんな訳で、パスタの店に着いた。 幼馴染3人とそれぞれ2人きりで出かけると、その人の性格がモロに出るのが食事というものだ。

基本的に俺は相手に任せるのだが.
例えばことりはパスタや、フレンチの店を好む。
ことりらしい、オシャレな店だ。

穂乃果はガッツリ系やファミレスが好きで、特に昼ご飯に「焼肉が食べたい」と言うこともある。まあ、俺も気張らずに行 けるから楽で良い。


海未は和食や、落ち着いた店を好む。
妙に蕎麦やうどんを食べているのが似合う女の子である。 俺も正直落ち着いた雰囲気が1番好きなので、海未とは気が合う。



そういえば海未と初めて二人きりで出かけた時、お昼ご飯何が良いですか と聞かれたので「うどん」と答えたら海未が凄 い笑顔で「うどんですか 私の行きつけのお店に行きましょう 」と言ってたな.懐かしいな 


ことり「今、穂乃果ちゃんと海未ちゃんのこと考えてたよね 」ニコッ



裕「な、なんでわかった. 」


ことり「だって裕くん、穂乃果ちゃんと海未ちゃんの事考えてる時ずっと優しい顔してるもん.」
そ、そんな癖があったのか.

ことり「もう.ことりと二人きりの時は、他の女の子のこと考えるの禁止 ほら、入ろっ 」 








店員「お待たせしました、こちら~.失礼します。」



ことり「美味しそう.」じゅるり



裕「本当に美味しそうだな.それじゃ、いただきます。」
ことり「ん~っ.美味しい♩」


裕「ほんとに美味しいな、これ.」



ことり「はい、裕くんあーん.♡」



裕「ちょっと待て、何で左手でカメラを用意してるんだ 」



ことり「何でって.裕くんの可愛い写真を撮るためです 」



裕「(恥ずかしい.)わかったよ、あーん.あ、これも美味しいな。」



ことり「ほんと じゃあもう一口、あーん.」パシャ



ことり「うん、良い感じに撮れてる じゃあもう一回だけ、あーん..」





そんなやり取りを5.6回続けてやっとことりの満足のいく写真が撮れたらしい。



ことり「うーん 満足ですっ♪」



裕「恥ずかしかった.あれ ことりのパスタ、もう全然無いじゃん。ごめんな、俺ばっかり食べて..」

ことり「ううん ことりが好きでやったことだし.その代わり.」


ことり「ことりにも、裕くんのパスタ一口ちょうだい ♡」





裕「ふう、うまかった.そろそろ出ようか 」

ことり「うんっ あ、ことりちょっとお手洗い行ってくるね 」


裕「おう、わかった. 」

おかしいな、別に暑くもないのにことりが汗かいてる しかもいつもなら、パスタくらいペロリと平らげるのに. 
まさか.











ことり「ごめんね お待たせ.あれ お会計は 」


裕「俺がやっておいた。それよりもことり、ちょっとおでこに手を当てさせてな」

ぴとっ

裕「やっぱり.熱あるじゃないか。」

ことり「えへへ.バレちゃったか。」


裕「とりあえず、今日はもう帰ろう。」


ことり「嫌だ.もっと裕くんと、一緒に遊びたいよ.」うるっ

裕「また今度、遊べば良いじゃないか。ほら、ふらついて危ないから俺の手ちゃんと掴んで.」
ことり「えへへ.やっぱり裕くんは優しいなあ。」

裕「そりゃ大事な幼馴染が熱出してるんだから、心配に決まってるじゃないか」
ことり「幼馴染.か。.じゃあ、お言葉に甘えて.//」ギュッ
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