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ドキドキッ!インタビュー

原作: 銀魂 作者: 澪音(れいん)
目次

第10回 銀魂②

銀時「はい、万事屋銀ちゃんです。今回はゲストの都合で俺一人でインタビューって事なんだけどね。ちゃちゃっと終わらせてのんびりしたいと思いまーす。ったくゲストの都合って一体誰を連れてくるつもりだコノヤロー。まあいいや、はい、今回のゲストのお2人です、どーぞ」

高杉「よォ、銀時」

桂「攘夷を共にする覚悟はできたか?銀時」

銀時「ぎゃああ!出たテロリストォォォ!」

桂「テロリストではない桂だッ!」

銀時「何でお前らいんの?普通に来ちゃいけない人達だよね。もっと身を隠すべきだよね?これ江戸中に流れてるって聞いたよね。あの連中が攻め込んできたらどうする気だコラ」

桂「今日は攘夷志士として来た訳ではない。かつての旧友に会いに来ただけだ、問題なかろう」

銀時「さっき自分で攘夷がどうのって言ってただろうが。バカなのコイツ」

高杉「ククク…相変わらずだなァ、どっちも」

銀時「余裕こいてんじゃねぇぞチビ杉が」

高杉「(ブチリ)…お前は身長が俺より高いわけじゃねぇぞ銀時ィ。そのクルクルパーマの髪の分だけ盛られてるだけだ。実質俺の方が身長は高ェ」

銀時「(ブチリ)…上等だコラ。紅桜の件で言ったこたァ覚えてるよな?次見掛けたら叩き斬るってよォ」

高杉「上等だコラ」

銀時「上等だコラァ」

高杉「それしか言えねぇのか?上等だコラ」

銀時「お前も同じことしか言ってねぇじゃねぇか。上等だコラ」

桂「ちょっとォ!あんた達やめなさいよ!」

「「…………あん?」」

桂「まったくもう~あんた達ってば顔合わせたらそうやって喧嘩ばっかり!お父ちゃんはね…お父ちゃんは…うぅ…あんた達に何て残したと思う?…なんて残したと思うのよ!」

銀時「………そのオネェ口調やめてくんね?」

桂「お父ちゃんね、不器用ながらにあんた達を愛していたから…だからアンタ達2人にはちゃんと、兄弟力合わせて生きてほしいって……お父ちゃんはね、本当は、あんた達にまた実家に戻ってきてほしく…ぶへらァ!」

銀時「その割烹着どっから出てきたんだよ。そのダメな息子2人を持った母親口調やめろって言ってんだろうが」

桂「まったく、いつからそんなノリの悪い大人になったんだ、銀時。高杉を見てみろ」

銀時「あん?高杉ならさっきまで隣でドン引いた顔で…」

高杉「うるせぇんだよババア!俺ァ一人前のバンド作るまでは帰らねぇ!銀時がいくら説得したって、その気持ちだけは変わらねぇよ…実家には帰らねぇし家業は継がねェ」

桂「晋ちゃん…!私は何も今から継いでほしいなんて思っちゃいないわ…!ただ、お父ちゃんアンタのことちゃんと認めてたんだからね!アンタがCDを出すたびに嬉しそうに買ってきて…一番に喜んでて…」

高杉「親父が…?嘘つくんじゃねぇよ。親父は俺が歌手になることをあんなに反対して…」

銀時「親父が…?じゃねぇよ、何その深刻そうな顔。いつお前はバンド組んだんだよ、お前が組んだ史上最悪のテロリスト集団で、お前はそこの首領だろうが」

近藤「貴様ァ!」

銀時「キタァァァ!何かキタァァ!おいおい、勘弁してくれ、ヅラはバカだからいいとして、高杉お前過激派じゃねぇか、一緒にいたら俺まで捕まるじゃねぇの?お前ら出てけ」

高杉「お、親父…」

銀時「親父だったァ…まさかの親父だったァ…何やってんのアイツら。銀さんもうやだ助けて」

近藤「晋助…お前がバンドやるってんなら俺は止めやしねぇよ…母さんとの約束だ、応援する」

高杉「親父…その肩にあるタオル…」

近藤「俺はお前のファン一号だ。母さんと一緒にずっと見守っているだからな。生半可な覚悟見せるんじゃないぞ、晋助」

桂「あなた…!」

高杉「俺、頑張る…頑張るよ、親父」

近藤「ヅラ子、晋助…!」

銀時「お前らほんと出て行けや」



桂「銀時、お前いつからそんなノリの悪い男になったんだ?」

高杉「まったくだ。あそこはバンドやる兄を応援する形で入ってくるかと思ったが。ノリの悪いやつになったもんだな」

銀時「お前はいつから悪役路線やめたの?ぶっ壊す病からいつギャグ路線に変更したの?
その前にゴリラだ、バカなの?目の前にテロリスト2人いるのに何やってんの。今のままじゃ税金泥棒って言われても否定出来ないからねお宅」

近藤「2時間前からスタンバってました」

銀時「知らねぇよ。おいおい勘弁してくれ、銀さんこんなツッコミ役じゃねぇから、銀さん以外ボケ役に回るの本当止めてくれないかな。あともう帰ってくれる?300円あげるから」

高杉「さっきの親父の入ってくるタイミングだが、あとワンクッション置いた方がよかったな。早すぎて話が急展開になったから読者が着いてくれねぇかもしれねぇ」

近藤「それもそうだな。もう少しタイミングをずらしてもう一度やろう」

桂「うむ。もう一度最初から通してやるから銀時、次はちゃんと入ってくるのだぞ」

銀時「やらないから。銀さん絶対にやらないから。やめてくれる、もう帰ってお願い」

高杉「バカヤロウ!俺の弟は逃げ出すような弱っちいやつじゃねぇ…!そんな情けねぇ声出してんじゃねぇ!」

銀時「ブヘラァ!なにすんの!?このチビなにしてくれてんの?!」

近藤「うむ、さっきの拳の入りは迫力があったぞ。それも劇に取り入れよう」

桂「流石だな、高杉。妥協のない男だ。もうワンテイクいこう」

銀時「もうヤメテェェェ!」


つづく
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