ネット喫茶.com

オリジナル小説や二次創作、エッセイ等、自由に投稿できるサイトです。

メニュー

始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
目次

始まりは···124話

一時間二十分□紗菜は順調に料理が出来上がり、切れ端の材料や、野菜の皮などで賄いを作っていた。ゴミと言うゴミも小さな袋1つにしか出ていない。

紗菜「私完成です。」

出してはしまいながらやったので、片付けもほとんどない。

修介「叔父さんまず広瀬さん、完成みて下さい。」

紗菜「宜しくお願い致します。」

裕一「凄いな何故こんなに種類が?」

紗菜「アレルギーや、宗教、介護食で考えたらこのようになりました。皆さんに食べて喜んで欲しいので。」

裕一「フロアーのテーブル、真ん中に広くつけてある。仕切りがあるので、名前のある方に運んで下さい。裕介手伝ってあげなさい。」

裕介「はい。」

元女子社員B「あ~んもう時間裕介ぇ手伝って」

裕一「作るのは自分です。それにそちらには妻がついているでしょう?こちらは彼女一人だ。出して手伝う位当たり前だろう」

宏介「もう時間ですが?」

元女子社員B「じゃー宏が手伝って。出してもらうのはいいんでしょ?私の出して。丁寧にしてよ。」

裕介のおじいちゃん「宏介はカメラ係だ。それは反則になりますよ。広瀬さんのほうもカメラを回したままです。私が手伝いましょう。」

裕一「対決品が出揃いました。こちらが広瀬さん、こちは元女子社員Bさん。説明をお願いします。」

元女子社員B「私のはぁ裕介に食べて欲しくて作りました。ちょっと時間かかったけど、いい材料つかってるからぁ美味しいとおもいます。」

紗菜「私はアレルギーや宗教、年代、好みに合わせてあります。多種多様に対応するのも大切かと思いそうしました。小麦粉、タマゴは使っていません。それからもう一品デザートがあります。こちらは美味しく食べていただくためひやしてます。」

裕一「試食お願いします。」

元女子社員B「石子さん、品数でごまかそうとしてるーってゆうかハンバーグってビーフ何ですけど~あっ貧乏だから知らないかぁ。」

宏介「は?あんた広瀬さんの説明聞いてなかったの?みんなに食べて欲しいから沢山の種類にしたんだろ?」

修介「これみて。広瀬さんの方ゴミこれだけ。あとは片付けたらすぐに帰れる位キレイです。」

宏介「こっちはぐちゃぐちゃだ。とりあえずただ仕上がっただけだ。それにいいもの使っていたにしてもあんたに調理されたら勿体ない。」

修介「それからこれ、広瀬さんがあまりで作った賄い。これもここに置いて良さそうな位美味い。あっごめん俺、ちょっと食っちゃった。」

裕一「それも置きなさい。これは何で?」

紗菜「ふりかけは野菜の皮とキャベツの芯です。サラダはブロッコリーの芯をゴマドレッシングであえました。賄いの方のスープは余ったひき肉と野菜の切り落としを細かく切った物をいれてます。」

裕介のおじいちゃん「僕はこちらが好きだねー。どれも美味しいが、無駄がない食べ物を大切にしているのがいいね。」

楠本のお父さん「このハンバーグはお魚?臭みがないし、濃い味で魚臭さを消したりしてなくて美味しい。」

アキオ「これは介護食ね。形状はムースだけど、美味しいわ。」

紗菜「では今冷やしているデザートも持ってきます。」

紗菜厨房からゼリーを持ってくる。見た目で分かる位プルプルと踊っている。

紗菜「ブルーベリーのゼリーです。クリームは豆乳レモンクリームにしました。」

元女子社員B「そんなクニャクニャなゼリー。それに、クリームは生クリームに決まってるじゃない。本当貧乏舌」

鷲尾「甘い物苦手だけど、これ行ける。裕介のじっちゃんもこれなら大丈夫じゃない?」

裕介のおじいちゃん「あっこれは上品な甘さです。甘いだけより好きですよ。」

裕介の母「もうそろそろ決めてもいいわよね。好きな方に立ってください。」

結果は裕介の母以外紗菜の方。

裕介の母「広瀬さんの負けね。」

裕一「どうゆうことだ?広瀬さんが勝ってるのは一目瞭然だろう?」

裕介の母「パーフェクトで勝ったらと言ったのよ?パーフェクトじゃないわ。」

千尋「すみません。少々よいですか?おばさん落ち着いてこれを飲んで下さい。」

裕介の母「水?」

千尋「どうぞ。普通の水ですか?」

裕介の母「普通のでしょどうゆうことなの?」

千尋「その水、塩を入れてあります。普通の味覚ならすぐ分かる位の量を。おばさん最近味覚変わってませんか?二つの料理こちらは味が濃くなかったか?」

鷲尾「濃かったぞ。」

裕介のおじいちゃん「僕はちょっと食べられる味ではないね。」

千尋「おばさん僕が医者の息子なのはご存じですよね?お願いがあります。一度検査を受けて貰えませんか?もし進行の早い病気などなら心配です。遅れれば後遺症が出るかもしれない。」

裕介の母「私が病気だって言いたいの?」

千尋「はい。出来れば明日にでも検査した方がいい位です。」

元女子社員B「石子さんずるーいおかあさんが私の味方だからって。卑怯な手使って~」

千尋「君には分からないよ。この子がどれだけの思いで··まぁいい。お願いしますおばさん。俺は裕介のお母さんにだから言ってるんです。」

裕一「分かった。明日千尋君の病院に一緒にいくよ。」

裕介の母「あなた。私は、、」

裕一「検査して何もなければそれでいい。ただ見えない病気があるなら治さなければならない。」

裕介の母「それは分かったわ。」

















目次

※会員登録するとコメントが書き込める様になります。