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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
目次

始まりは···86話

裕介「紗菜」

紗菜「はい」

裕介「来年の智兄と祐也さんのご両親の命日、俺たちも一緒に行かない?」

紗菜「いえ、私は··」

砂原「もう紗菜が来てから八年になる。遠慮はいらないんじゃないか」

和人「兄弟と裕介は和室へ。俺達は片付けするぞ。あまり叱るなよ?智也」

砂原「俺とは限らない」

和人「はい、行ってらっしゃい」

楠本、砂原、裕介、紗菜和室に移動

和人「お前達フォローたのむぞー」

千尋「特に紗菜」

文太「ついでに智さん、」

創一「さらに祐也さん。」

大輔「裕介さんは?」

和人「まぁHP削られてたらフォローしてやれ。」

創一「攻撃力が高そうな三人ですもんね。」

千尋「頑固の喧嘩ほど大変な物ない。」

和人「いつもの事だ。よし寝るぞ」

皆「はーい。」

文太「まだ8時半··」

大輔「エナジーためないといけないです。」

千尋「俺は明日早起きするよ。」

和人「千尋が適役だろうな。」

創一「誰かぶっ倒すんですか?」

千尋「そっちの敵じゃない。」

和人「紗菜はこの話で尾を引いたらどうすると思う?千尋はその先読みだ。」

文太「あー紗菜ならきっと早く起きて一人でいくかもね。」

創一「それから一人で考えて、悩んで」

大輔「車に牽かれたら大変です。」

和人「斜めにいったなぁまぁそうゆうこった。おやすみ」

四人「おやすみなさい」

和室

裕介「紗菜どうしていこうとしないの?」

紗菜「社長と部長のご両親です。私が行くなんて、、」

楠本「その理由をいいなさい。」

紗菜「理由は··ありません。明日はお二人で行ってきて下さい。ごめんなさい。おやすみなさい。」

砂原「待ちなさい。何故いつもあやふやにして逃げるんだ?お前の根本にある不安は何なんだ!?」

紗菜「何もありません。」

裕介「紗菜?」

紗菜「裕介さんごめんなさい。お部屋戻ります。」

紗菜走って部屋にいってしまう。

砂原「せっかく気を使ってくれたのに申し訳ない。」

楠本「まだ時間が必要だな。」

裕介「俺こそ気まずくさせてすみません。」

砂原「そんな事ない」

楠本「家族になりたいと言って貰えて良かったよ。」

裕介「屋上出て頭冷やします。おやすみなさい。」

二人「おやすみ」

紗菜の部屋

紗菜「私だって··でも分からないよ。。」

やはり一人で悩みながら泣いているようだ。

屋上

和人「裕介?何だ話しにならなかったか?」

裕介「俺、慌てすぎたかな?」

和人「紗菜だって分かってはいるはずだ。だが自分を許せないんだろう。」

裕介「はぁー何やってんだろ俺。」

和人「全くプレゼン力が大事な三人が寄ってそれか。智也、祐也さん二人も叱るだけじゃダメですよ。特に智也。お前なら紗菜の気持ちもさっせるだろうが。」

智也「そうだな。和人も裕介も俺達を一つにするのにいい提案してくれたのに。申し訳ない。」

楠本「紗菜は明日一人で出ちまうかな?」

和人「そうでしょうね。」

裕介「俺、謝らなきゃ」

和人「千尋が何とかしてくれるさ。三人はちょっとストップ。紗菜がタクシーで行かないように千尋が待機してる。」

楠本「俺はもっと紗菜を理解する努力をしなきゃならないな。」

裕介「俺もです。それから暫く紗菜だけ優先に。甘やかしとかではなく、気持ちを大切にしないと。」

砂原「本当にごめんな。でも俺にとって大切な妹なんです。ゆっくりになると思うけど宜しくお願いします。」

楠本「長年兄ちゃんの智也には俺も敵わない。ただ手助け出来ることなら今更になるんだがしたくてな。」

和人「長年もなにもないですよ。家族になるんじゃないですか。」

楠本「そうだな。」

砂原「俺、千尋の所にいってきます。」

和人「裕介、お前はお人好しの慌てん坊だな」

裕介「うん、、まだまだ頼りになんかなんないね。」

楠本「俺は社長からやり直しだな」

和人「戻りすぎです。お兄さんじゃないですか。」

楠本「智也と一緒で説教がましくなるほうのな。」

和人「それはあってます。悪いところじゃないですが、裕介も智也もこんななんで、フォローしてやって下さい。」

裕介「こんなって。」

楠本「分かった。ならシスコンになろうかな。」

和人「ははそんな人がいた方がいいんですよ。」

裕介「紗菜に手紙書いて玄関に置いておくね。おやすみなさい」

和人「おやすみ。」

楠本「申し訳ない。紗菜をお願いします。」

千尋の部屋。トントン

砂原「砂原だが入って大丈夫か?」

千尋「どうぞ」

砂原「申し訳ない。三人揃って駄目だったようだ。」

千尋「そんな事ないはずですよ。まぁ紗菜は部屋に帰ってから泣いてるみたいですが。」

砂原「そうか。本当に情けない」

千尋「明日は任せて下さい。」

砂原「八年いるのにな。紗菜を一番分かってやらなきゃならないのに。」

千尋「智也さんだって裕介の気持ちを酌んでやったり大変じゃないですか。そんなに自分だけで抱えないで下さい。」

砂原「自分のフォローの下手さを実感するよ。難しいな。」

千尋「兄妹でよく似ているのに」

砂原「もう一度兄やり直しだな」

千尋「いいお兄さんだから大丈夫ですよ。」

砂原「ありがとう。明日宜しくお願いします。それじゃな。」

千尋「おやすみなさい」




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