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始まりは···

原作: その他 (原作:ルームシェア素顔の彼love days) 作者: WMW
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始まりは···60話

紗菜「そうですか?」

裕介「全く紗菜は単独で考えてるから。ちゃんと相談しなきゃ」

紗菜「その前に私の判断で体が動いていて··」

裕介「困ったさんだね。これからはちゃんと相談したり、頼ってね。特に俺には」

紗菜「はい。」

裕介「そのお返事は本当かなぁ?」

紗菜「自信はありません。」

裕介「まぁそれも素直で宜しい。」

紗菜「それからバッジ··今日も探したんですが、見つからなかったんです。ごめんなさい。明日もちゃんと探します。」

裕介「一生懸命探してくれてありがとう。でもちぃちゃんに涙を見せたのはちょっと俺でも嫉妬しちゃうなぁ」

紗菜「鷲尾さんが前にmy nameバッジは沢山の意味があるからなくすなよって言っていたのに申し訳なくて。」

裕介「大丈夫見つかった時点で俺が紗菜に贈る物なのは証明されるから。見つからなくてもかわらないけどね。」

紗菜「千尋さんも裕介さんから受けとる物だと証明されるって··なぜですか?」

裕介「なぁいしょ。効力半減しちゃうもん。」

紗菜「効力?お守りなんですか?なら絶対みつけなきゃ。裕介さんの願い事に力だせなくなってしまいますね。」

裕介「ちょっとだけなら叶ってはいるけどね。」

紗菜「ちゃんと叶わなきゃ私、裕介さんに顔あわせられなくなっちゃいます。」

裕介「それも困ったな。なら明日は二人で探そう。一人で無理するのはなし。分かった?」

紗菜「なるべくそうします。」

裕介「また罰かお仕置き下すよ?」

紗菜「裕介さんも部長みたい···」

ボソッ

裕介「部長じゃないでしょ。」

紗菜「智ママ」

裕介「んー和兄、アキちゃんとはまた違ったタイプのね。」

紗菜「部長に言っていいですか?」

裕介「あっこれはおアイコでしょ」

紗菜「そうですね」

裕介「明日楽しみだね。後、これプレゼント」

紗菜「えっでも洋服の代金も払って下さったのに··」

裕介「紗菜に似合うなぁと思ったらついね。」

紗菜「ピアスとこれ私が見ていたバレッタ。ありがとうございます」

裕介「明日の服にもあうよ。」

紗菜「こう言うの初めてです。··」

裕介「なら紗菜からハグして欲しいなぁ俺、手が塞がってるし。」

紗菜「ここ街中··」

裕介「カップル沢山いるよ」

紗菜「ならちょっとだけ」

紗菜裕介の胸におでこをコツンと寄せる。

裕介「大好きだよ」

紗菜「ありがとうございます。」

裕介紗菜のおでこにチュッ

裕介「俺、紗菜の髪の毛柔らかくてすき。でもそれもあわせて全部好き」

紗菜「私も好きです。でもいつもあやふやでごめんなさい。」

裕介「いいよ。ゆっくりな紗菜も好きなんだから。」

紗菜「それだけでいいんですか?」

裕介「いいんだよ。紗菜が少しずつ近づいてくれたらね」

紗菜「はい。」

裕介「帰ろうか。」

紗菜「はい。ありがとうございました」

小鳥遊邸

裕介「ただいま」

紗菜「ただいま帰りました」

和人「手を繋いで帰宅か可愛いな。さっきお兄ちゃんから親子みたいなきごちないカップルが歩いてたと電話あったが、そうでもないみたいだな。」

裕介「智兄どこにいたの」

紗菜「親子って··」

リビング移動

千尋「ちゃんと裕介に買わせたか?」

紗菜「裕介さんいつの間にかお会計してて、、私のなのに」

裕介「でも似合ってたし、店員さんも気合い入ってたから」

和人「紗菜のセンスで買ったら真面目が表にでるな。」

裕介「でもお兄ちゃんに内緒で開けたピアスホールがあったりする、お茶目ぶりなんだよ。」

文太「ピアスしちゃえば?」

紗菜「裕介さんにもそう言われてピアスいただきました」

和人「智也だって左耳に穴あるだろ」

裕介「そうなの?」

紗菜「私には駄目って言ったのに。」

文太「でも開けたんだ。」

和人「もう塞がってるか?暫くピアスしてないからな」

千尋「はい、ハーブティー。」

紗菜「ローズヒップ綺麗ないろ」

千尋「先に言われてしまったな。」

紗菜「お肌にもストレス軽減にもいいんですよね。」

和人「おっ詳しいな」

文太「酸っぱい」

千尋「ステビアいれるか?」

文太「うん。あっこれなら美味しい」

大輔「おかえりなさい」

創一「デートしたのか?良かったな。」

和人「飲んだらお前達も風呂行け」

裕介「俺2階。紗菜お風呂いっといで。」

紗菜「裕介さんしっかり疲れとったほうが··」

裕介「明日可愛い紗菜にあいたいもん。荷物お部屋の前においとくね。」

紗菜「ありがとうございます。」

2階

裕介「お休み明日楽しみにしてるね。」

紗菜「はい。お休みなさい」

チュッ

着替えをもって一階に戻った紗菜

千尋「紗菜ほらこれお風呂にいれるといい。」

紗菜「ボールですか?」

千尋「ボール遊びしながらお風呂入るのか?バスボム。ラベンダーの香りだ。」

紗菜「ありがとうございます。」

千尋「しっかり疲れとるんだよ。お休み」

紗菜「お休みなさい」

何か今日はいい日だななんて思いながらゆっくりお風呂に入った。
ラベンダーも落ち着くにおがして、少し疲れで感じていた頭痛も和らいだ。でも明日この紗菜の小さなしあわせはまた崩されてしまう
桜のmy nameバッジを盗んだ犯人によって。




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