ネット喫茶.com

オリジナル小説や二次創作、エッセイ等、自由に投稿できるサイトです。

メニュー

Aqoursキャラともし一夏を過ごせたら

原作: ラブライブ! 作者: エミーールにハマーール
目次

12話



あらすじ「千歌とのショッピングモールへのショッピングを終えた主人公は、幼馴染であるがある事件がきっかけで距離おくことになった天才少女、渡辺曜から会いたいとの連絡を受ける。何を言われるかわからず怖がってはいるが昔のある事件でのきっかけの解消につながり....彼と渡辺曜はどうなってしまうのか?」

僕「はいこれ。千歌にプレゼント。」
 
 
千歌「おかえり〜。ってこれ、千歌が欲しかったやつじゃん!もらっていいの?」
 
 
僕「ああ、少し早めの誕生日プレゼントだ。」
 
 
千歌「えへへ...嬉しいなあ///」
 
千歌がぎゅっとその小さなぬいぐるみを胸に抱く。
 
 
僕「欲しそうにしてたもんな。そろそろ帰ろうか。」
 
 
千歌「うんっ!」
 
 
 
帰りのバスで、千歌はそのぬいぐるみを抱きながら幸せそうに寝てた。練習もあったし疲れたのだろう。肩くらい貸してやるか。
 
 
千歌「んーっ!帰ってきたねえ!すごい楽しかったね!」
 
 
僕「そうだな...疲れたけど楽しかった。またどっか行こうな。」
 
 
千歌「次はもっと遠くへ行きたいなぁ....楽しみにしてるね!」
 
僕「あ、そうだ千歌。目つぶって。」
 
 
千歌「な、なんで....?///」
 
 
僕「とりあえず目瞑って。」
 
千歌「んもう...//はい!」
 
なんか顔がこわばってるな....とりあえずさっき買った髪飾りをつけて....
 
 
僕「はい、俺からのもう1つのプレゼント。はい鏡」
 
 
千歌「ん?うわなにこれ!かわいい〜!!」
 
 
僕「千歌に似合うと思ってさ。良かったら使ってくれ。」
 
 
千歌「毎日使うよ〜!!本当にありがとう!」ニコッ
 
 
僕「それなら俺も嬉しいよ。じゃあ、また明日な。」
 
 
くるっと後ろを向き、帰る。しかしそのときに後ろに暖かい感触を感じた。
 
千歌 「....今日は本当に楽しかった、ありがとね....」ギュッ
 
千歌が後ろから抱きついてきた。
 
 
僕「お、おう....//」
 
 
千歌「じゃあまた明日ね!」
 
 
千歌がニコッと笑い走りながら去っていく。それを俺は、しばらく立ち止まったまま見ていた。
 
 
 
「......っ」タッタッタッ
 
 
 
俺も家へ帰り、自分の部屋に戻る千歌からもらったキーホルダーどこへ付けようかな....と考えていると、1つのLINEが来た。
千歌かな?と思ってみると、その名前に驚いた。
 
曜「いまから、会えないかな?部活の帰りでちょうど君の家の近くにいるんだ。」
 
 
さっきとは違う胸の高鳴りがした。
 

時刻は8時前
 
さっき曜ちゃんから、「いつもの公園で8時に!」と来た。
いつもの公園というのは、昔に俺、千歌、曜の3人でよく遊んでた思い出の場所だ。
 
曜「おーい!!」
 
僕「お、もういたのか。」
 
曜「うん!久しぶりに2人で会うから楽しみだったんだ!」
 
 
胸の奥がズキッ、と痛む。
 
 
僕「そう...だね。」
 
曜「明日は練習休みだし、丁度いいかなって!君は大丈夫?」
 
僕「バイトは夕方からだから大丈夫。久しぶりだな、この公園も...」
 
 
曜「本当にね!千歌ちゃんと君と私の3人でよく遊んだね〜!」
 
僕「あのシーソーで俺と曜ちゃんが片方に乗って、もう片方に千歌乗せて高く上げて怖がらせてたよね。」
 
曜「そうそう!あのときの千歌ちゃんの泣き顔、可愛かったなあ...」
 
 
僕「3人でかくれんぼもしたなあ....だいたい千歌がすぐ見つかるんだよな。」
 
曜「千歌ちゃん、隠れるの下手くそだからね...」
 
 
僕「バカだよなーあいつ!バカチカって俺と曜ちゃんが名付けたんだっけ...」
 
 
曜「そうそう!それとね....」
 
 
 
話題は尽きることはなかった。昔の話、曜ちゃんの話、千歌が無茶した話....聞いて飽きることはなかった。曜ちゃんも俺の高校の話を笑いながら聞いてくれた。
 
いつしか、昔のように話すようになった。
 
 
僕「そういえば曜は昔俺の家でお漏らししたことがあったな。」
 
 
曜「もう!///そんな昔の話忘れてよ!......昔みたいにまた呼び捨てにしてくれて嬉しいな....。」
 
 
僕「あっ....」
 
 
しまった。懐かしい雰囲気でつい....
 
 
曜「.....なんで、呼び捨てにしてくれなくなったの?」
 
 
曜「なんで、千歌ちゃんみたいに話してくれなくなったの?」
 
 
僕「いや、その、なんかさ。恥ずかしかったんだよ!」
 

曜「千歌ちゃんは呼び捨てのままだったのに。なんで私だけなの?」
 
 
僕「それは....その....」
 
 
曜「もう.....やめてよ!!誤魔化すのは!」
 
 
曜が泣き出す。違う、俺は曜のことを思って...悲しませたくなくて..,
 
 
曜「なんで私だけ仲間はずれにしちゃうの!?ずっとずっと、一緒だったのに!」
 
 
その思いやりが、知らず知らずに曜を悲しませてたんだ.....
もう、逃げるのはやめよう。しっかりと向き合うんだ。
 
 
僕「......曜!」ギュッ
 
曜「えっ....?」
 
 
僕「ごめん、そのまま聞いてくれないか?」
 
 
曜「......うん。」
 
 
僕「俺さ、曜の事が好きだったんだ。これは恋なんだって。
でも、曜は千歌の事が好きだって気付いてた。だから俺が告白してしまうと、曜は困るんじゃないかって.....
だから告白するのをやめたんだ。でも、好きな気持ちは変わらなくて...
 
目次

※会員登録するとコメントが書き込める様になります。